素行調査とは

書いて字の如く、素行調査とは素行を調べる事です。そして素行とは普段の行動、日常の状況を指しています。

通常、素行調査は対象者を尾行してその行動を掌握していきますので行動調査、尾行調査とも呼ばれており、興信所の浮気調査に代表されるように、業務の中では一番需要が多いオーソドックスな調査です。

ですから夫の浮気調査や妻の浮気調査、彼氏、彼女の浮気調査、不倫調査も素行調査ですし従業員や社員のさぼりの実態や不正行為を確認するのも素行調査になります。

また子供の非行実態の確認も素行調査と言えるでしょう。更に昨今、社会現象となっている「いじめ」の実態調査も素行調査の一部と言えるかもしれません。素行調査において尾行や張り込みは基本的な調査手法です。尾行、張り込みについて探偵は絶対に1人では行いません。

最低でも2人でチームを組んで調査に望みますが難易度やや様々な状況に応じて3人、4人と増やす場合もあります。たまに調査員1人でお願いできないか、と言われるご相談者がおられますが丁寧にお断りしています。

建物、店舗など出入口が1カ所であれば良いのですが都心では喫茶店、レストランでも2カ所出入口がある処も多く、特にラブホテルなどでは出入口が1カ所という事はほとんどあり得ません。ドラマや映画ではよく探偵が1人で尾行しているシーンが登場しますが実際の探偵調査では考えられません。 1人で素行調査を受ける事務所があるとすれば悪質な興信所と言わざるを得ないでしょう。

素人の方にはわかりにくいかと思いますが、素行調査は思っているほど簡単ではないのです。 プロの探偵でも1人での調査は困難になると言うことを事前にご理解下さい。

車を利用した素行調査

車を利用している対象者についても同様です。

最近はGPS発信器などにより以前より見逃す確率はかなり減少しましたがGPS発信器を頼ってばかりもいられません。

基本的にはやはり車に対しても尾行です。尾行する事で車から降りた後の行動にも対応出来ます。これが素行調査報告書では重要な証拠となる事も多いのです。

例えば浮気相手と共に午前中より海に行ったとします。ビーチ近くの駐車場に駐車してあるのを数分後に突き止めたが既に2人はどこに行ったのかが判らない。付近を探しても見つからない。

夜になって駐車場に戻ってきて、そのまま浮気相手の家の近くで降ろし別れた。これでは素行調査報告書にもなりません。 やはり車に対しても尾行が基本です。車の尾行に関しては探偵の技術の見せ所かもしれません。肝心なところを見極め、そこではしっかりと尾行できる技術や判断が重要なのです。 誰が何処で誰と何をしていたか?が素行調査の報告で当たり前ですが、重要な内容となるのです。

浮気調査でも車でラブホテルへ行き、中に入って不貞行為を行っていたと証明できるように調査を構成する必要があります。 その調査を上手く運ぶにはやはりしっかりとした探偵としての経験が重要になるのです。

探偵としての経験なくして「想定される調査対象者の行動の先読み」や「堅実な現場での対処」は実現しないのです。 報告書の構成や証拠能力までを意識して調査を組み立てるのはやはり探偵経験が不足しているうちは難しいでしょう。

調査現場で起こる一つ一つの出来事に、対処可能な経験値を探偵として身につけることが可能な人物は、一握りの存在であり限られた人材かもしれません。 素人でも尾行や張り込みは簡単にできそうに思えますが、そういった案件一つ一つの目的を理解して的確な調査を行うことは、素人や新人探偵にはまず無理でしょう。

興味本位で探偵の真似事をする方がたまにいますが、相談案件の内容から調査の組み立てをするのも決して簡単ではありません。 現場経験を積み、依頼者の相談を受ける経験をしなければスムーズで的確な組み立ては浮かばないものです。

このページの先頭へ